翡翠は太古より神秘の力を持つ石として扱われ、今も翡翠の勾玉やバングルなどのアクセサリーは人気があります
翡翠は美しい石として、瑪瑙やその他の宝石とともに「玉」(ぎょく)と総称されていた。「翡翠輝石」と呼ばれる鉱物が集合した岩石で純粋なものは白色だが、クロムや鉄、チタンを含有すると、緑や青、ラベンダー色(淡紫)などに発色する。
翡翠の原石は微細な柱状結晶の絡み合いにより、ダイヤモンドより壊れにくく加工が難しい。多くの翡翠が不透明か半透明で、高価な宝飾品となりうる澄んだ色の翡翠は極めて稀少で神秘の力を持つ石として扱われてきた翡翠は、古くから五徳(仁・義・礼・智・勇)を高める石、現世と霊界をつなぐ石、金運を司る石などとされ、現在も人気の高い石である。
勾玉やバングル、ブレス、ネックレスなど女性の装飾品としてはもちろん、男性にとって翡翠は権力や地位の象徴としての意味を持つ。
日本の翡翠は良質だが、新潟県糸魚川市、青海町の産地は国の天然記念物に指定され、翡翠の採掘はでない。現在市場に出ている翡翠宝飾品の大半は、ミャンマー産である。
翡翠(ひすい)の原石は深緑で半透明。翡翠の原石を勾玉やバングルなどに加工して宝石としても用いられる鉱物のひとつ。翡翠は中国など東洋では古くから人気が高い宝石である。古くは玉(ぎょく)と呼ばれた。一般に翡翠は白色、緑色、ラベンダー色だが、青色、黄色、赤色などの色のものがある。世界でも翡翠の原石の産出地は日本、ミャンマー、グアテマラ、ロシアなどに限られる。翡翠の原石は硬玉と軟玉があり見た目では区別がつきにくいがどちらも「翡翠」とよんでいる。日本では5月の誕生石にエメラルドとともに数えられている。宝石言葉は「長寿、健康、徳」。翡翠にはストラップ、リング、ペンダント、ピアス、バングル、ブレスレットなどのアクセサリーもありますが、翡翠と言えば勾玉を思い浮かべるのは日本人だからでしょうか。勾玉のほとんどは、ヒスイ製でした。三種の神器の内のひとつでもある勾玉を持つことで心身共に美しくなれると願ったのです。
翡翠の勾玉は縄文、弥生時代の日本において剣、鏡、勾玉の3つで三種の神器とされ、これをもつことが王の証でした。現在でも天皇陛下即位の際は勾玉、剣、鏡の三種の神器は献上されています。剣をのぞいて鏡、勾玉は女性の持ち物で、卑弥呼の王朝に見られるように女性主導の文化でさかえました。勾玉を手にすることで女性は、美しくなれるとされてきました。勾玉の形は、胎児を表現したものといわれ、最高の安産のお守りともいわれています。また男性には、戦場でのお守りとして役立つとされ、現在でも、商談の際や、重要な試合の時などに翡翠の勾玉を持ってのぞむとよいとされています。かつて勾玉は、本翡翠で作られたものが当然でした。現代でも勾玉は作られていますが、メノウや水晶で作られたものが大半です。グリーンのものでも台湾ひすいやインドひすいを使ったものがほとんどです。本翡翠を使った勾玉は数少なく、一つ一つ手作り加工されダイヤモンドより割れにくく美しい緑を持つ翡翠の勾玉は、大きな手間と時間を要し当然高価になります。